パリオリンピックの代表選考を兼ねた陸上の日本選手権が新潟市で行われました。続々とパリオリンピックの日本代表が決まり、新潟ゆかりの選手たちも躍動しました。
陸上のトップ選手が集まった日本選手権。
6月30日までの4日間、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで熱い闘いが繰り広げられました。
パリオリンピックの代表選考を兼ねていて、新潟の地で代表の座を勝ち取った選手たちの歓喜の姿が見られました。
すでにパリオリンピック出場を決めているやり投げ・北口選手も登場。
2歳まで南魚沼市に住んでいて、訪れた観客を沸かせる大きな投てきをみせ優勝。オリンピックへ向けて弾みをつけました。
また地元チーム、サトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブに所属する選手たちも活躍しました。
郡菜々佳選手は砲丸投で4連覇を達成。女子円盤投とあわせて2冠を達成しました。
〈郡菜々佳選手〉
「目標としていた2冠達成をこの新潟の地で達成することができて嬉しく思います。ことしのパリ五輪は厳しいので来年の世界陸上に出るつもりでこれからもう早速練習したくてたまらないのですが頑張りたいと思います」
新発田中央高校、新潟医療福祉大学出身、男子走り高跳びの長谷川直人選手も決勝に進出。
しかし2メートル25の壁を超えることができず4位。今大会では代表内定を勝ち取ることはできませんでした。
女子800メートル決勝には1500メートルと5000メートルですでにオリンピック代表に内定している田中希実選手や新潟市出身の広田有紀選手が登場。
広田選手はランナーと研修医、二刀流の生活を送りながらオリンピックを目指しています。
実力者がひしめくレース!
田中選手が史上初の3冠を狙う中、躍り出たのは16歳・久保凛選手。
最後の直線で後続を突き放すとそのままフィニッシュ。久保凛選手が8年ぶりの高校生女王に輝きました。
広田選手は8位に終わりました。
〈久保凛選手〉
「自分のペースで走って勝ち切ることができたので率直にうれしい気持ちです。今回パリオリンピックの標準記録を切ることを目標にしていたが、できなかったので次の世界の試合に出られるようにしっかり練習を積んでいきたい」