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7月1日午前4時半の富士山7合目です。
赤羽亮平記者: 「本来、ご来光が見える時間ですが、きょうは雲がかかっていて見ることができません。」
1日朝は雲に覆われ、ご来光を拝むことはでませんでした。
登山者は: 「きょうは真っ白…素敵なくらい真っ白」 「キラッと見えると思ったけど見られなくて寂しい」
荒れた天気となった山梨県側の開山日。
5合目に通じる富士スバルラインは強風で通行止めに。
先頭で待つ人: 「午前0時ちょっと前ににきた。毎年7月1日に必ず登るようにしている」
開通したのは午前9時でした。
山梨県側の吉田ルートは登山規制が始まりました。
一気に山頂を目指す「弾丸登山」の抑制や「混雑緩和」などが目的で、1日の登山者数を4000人に制限します。
また5合目に設置したゲートを午後4時から翌日の午前3時まで閉鎖し、登山者の通行を規制します。
こうした対策費用にあてるため1人2000円の通行料を徴収し、支払いを済ませた人にはリストバンドを渡します。
ゲート前の職員: 「見せてください」 登山者: 「これ(リストバンド)を見せないとだめなんだ」
こうした規制にきょうの登山者の多くは理解を示しました。
登山者: 「(富士山を)守るためにはこういうことも必要。(登山が)好きだし、お金を払うことはいいのかなと」
オーストラリアからの登山者: 「登山の安全のためにはいいと思う」
一方、問題となっているのが…
三浦正則アナウンサー: 「外国人登山客が非常に薄着で登るようですね。中には半ズボンの方もいます」
1日も軽装で登山する外国人の姿もあり、中には半ズボンやサンダル姿で登山する人もいました。
そしてきょう午後4時…
SBS 井手春希アナウンサー: 「午後4時を過ぎてゲートが閉まっています。ここから先は山小屋の予約がなければ通行することはできません」
山梨県は1日3000人まで登山予約を受け付けるシステムも運用し、きょうは予約も含め1699人が登山したということです。
山梨県富士山保全・観光エコシステム推進グループ 岩間勝宏推進監: 「登山規制に関しては大きな混乱やトラブルなく、まずは順調な滑り出しとなった」
山梨県側で始まった富士山の登山規制、安全登山やオーバーツーリズム対策につながるか注目されます。