須藤元気氏 被災から半年…能登半島を視察「現在の日本の政治スタンスの縮図のよう」

須藤元気氏

元格闘家で前参院議員の須藤元気氏が1日、自身のXを更新。元日に起きた能登半島地震の被災地を視察した状況について投稿した。

須藤氏は6月29日から能登半島地震災害ボランティアとして、現地を訪れた。同日のXでは「能登半島地震から約半年が経ちましたが、まだまだ復興が進んでいないという話を聞きます。この地震で浮き彫りになった『地方の課題』と『政治の課題』を明確にさせていく必要があると思い、石川県能登半島に来ました」と報告した。

その上で「実際に、被災地の方々がどういった部分に困っているのか、何が必要なのか聞いています。そして、僕ができることをやって、能登の人達の笑顔と安心を増やしていきたいです」とした。

ボランティア活動スタートした須藤氏。6月30日はXで「昨日お会いした地元の方から、タンス等、倒れた重い物を直して欲しいとオファーをいただきました。まだまだ人手が必要です」「道路インフラも復旧していません」と現地の様子を詳しく伝えた。

そしてこの日、須藤氏は「能登半島地震から今日で半年が経ちました。地元住民や地元行政は一生懸命頑張っていますが、復興の進捗が予想以上に遅れていることに驚きました。能登半島の状況は、現在の日本の政治スタンスの縮図のようにも感じます」と印象をつづった。

その上で「地理的に不便な場所だからこそ、誰一人取り残さず救っていかなければなりません。中央に依存しない地方自治体の設立、逆転的地方創生計画の必要性を強く感じました」と、政治家として復興に向けた考えをポストした。

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