サイバーエージェント、「AIシフトサービス」で職種別に特化した生成AIリスキリングを提供

サイバーエージェントの連結子会社であるAI Shiftは7月1日、企業の生成AI導入を総合的に支援する「AIシフトサービス」において、職種別に特化した生成AIリスキリングの提供を開始した。

AI Shiftでは、生成AI人材を育成する「生成AIリスキリング支援」と、企業ごとに生成AIソリューションを開発する「生成AI業務改革支援」を一貫して行うAIシフトサービスを、5月から提供している。

新たに開始する職種別カリキュラムでは、従来の生成AIリスキリングに加え、営業・マーケター・人事・エンジニアの職種ごとに特化した講座を提供するというもの。

職種別の生成AIリスキリングはサイバーエージェントにおいても実施を開始しており、受講者の生成AIの活用率が受講前と比較して3倍に向上するなどの事例が出ているという。エンジニア向けのカリキュラムでは、受講後に生成AIを組み込んだ機能を実装できるエンジニアが多く輩出されるなど、日々の業務において活用が進んでいるという。

職種別カリキュラムについては、従来の生成AIリスキリングで提供している生成AIの仕組みやセキュリティ等の基礎講座に加え、職種ごとの業務に特化したカリキュラムを提供。より具体的な業務における生成AIの活用方法を学ぶことで、受講後すぐに実業務に活用できる状態を目指す。

「生成AIリスキリング for 営業」では、顧客に向き合う時間を増やすため、営業リストの作成や資料作成の効率化、メールの一次返信文の作成などの業務効率化を目指す内容。「生成AIリスキリング for マーケター」では、マーケティング戦略を検討する上で必要な市場・顧客調査、3C分析、ペルソナ作成などの業務を効率化し、アウトプットの品質向上を図る。「生成AIリスキリング for 人事」では、人と組織に向き合う時間を増やし業績向上に導くため、面談の議事録作成や求人票の作成などの業務を効率化を目指す。「生成AIリスキリング for エンジニア」では、実際に生成AIをアプリケーションに組み込むことができる状態を目指し、エンジニアを対象に開発スキルの底上げを行う。その他の職種についても、各企業の業務課題に応じた生成AIリスキリングの相談を受けるとしている。

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