能登半島地震半年…被災漆器に再び息吹を【岩手・盛岡市】

能登半島地震の発生から1日で半年が経ちました。

こちらは輪島塗などの漆器です。

被災した住宅にあったものを盛岡市内の団体が譲り受け、もう一度輝きを取り戻そうとしています。

盛岡市の被災地支援団体「SAVEIWATE」です。

1日は漆器を水洗いする作業に追われていました。

漆器の大半は能登半島地震で大きな被害が出た、石川県輪島市の工芸品、輪島塗です。

漆器は珠洲市や輪島市、それに能登町で取り壊しが決まった住宅およそ30軒から譲り受けました。

1つの木箱には5人分の漆器が入っていて、全て水洗いのあと布で磨き上げていきます。

1箱分を仕上げるのにかかる時間はおよそ3時間。汚れていた漆器が、美しさを取り戻しました。

漆器は9日から盛岡市内で販売される予定で、売り上げは被災自治体へ寄付されます。

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