路線価の変動率の岩手県内平均 2年連続の上昇 前年比+0.5pt

相続税などの基準となる評価額「路線価」が7月1日に発表されました。
岩手県内の変動率の平均は0.5ポイント高くなり、2年連続の上昇です。

路線価は「おもな道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額」のことで、相続税や贈与税を計算する基準になります。

1日に公表された県内の路線価の変動率の平均値は、2023年を0.5ポイント上回り、2年連続の上昇となりました。

県内に9カ所ある税務署ごとの最高額の地点をみてみると、2023年から上昇したのが1地点、横ばいが4地点、下落したのが4地点でした。

このうち県内で最も高い路線価となったのは「盛岡市大通2丁目」で、1平方メートルあたり22万5000円でした。
2023年と比べて2.3%上がり、4年ぶりの上昇となりました。

新型コロナウイルスが5類へ移行し、観光を含む客足が回復したことが要因だということです。

一方、沿岸部では「宮古市栄町駅前通り」が1平方メートルあたり4万9000円で、2023年から3.9%下落しています。

宮古市をはじめ、沿岸部では復興需要が落ち着いたほか人口減に歯止めがかからず、いずれも2023年並みの下落が継続しています。

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