メタの「有料か同意か」モデル、EUが巨大テック規制違反と指摘

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は1日、フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズのサービスの「有料か同意か」モデルが、巨大テック企業を規制するEUデジタル市場法(DMA) に違反するとの予備的見解を示した。

メタは昨年11月、欧州でフェイスブックとインスタグラムの広告なしの有料サービスを導入。個人情報の収集に同意したユーザーは無料サービスを受けられるとした。欧州委は、この二者択一がDMA違反とした。

ベステアー上級副委員長(競争政策担当)は「EU市民が個人情報を管理し、よりパーソナライズされていない広告体験を選択できるようにしたい」と述べた。

メタの広報担当者は広告なしのサービスについて、DMAに沿っているとし、調査終結に向け欧州委と建設的な対話を重ねていきたいと述べた。

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