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海上保安庁の新しい長官に瀬口良夫氏が就任し、会見で「海上保安体制のさらなる強化を図り、現場の業務遂行能力を高めたい」などと抱負を語りました。
海上保安庁の長官に就任した瀬口新長官は、海上保安大学校を卒業後に海上保安庁に入庁した、いわゆる“現場組”です。
きょうの就任会見で瀬口新長官は、自然災害が激甚化していて、救助活動や被災者支援にこれまで以上に大きな期待が寄せられているとして、「海上保安体制のさらなる強化を図り、現場の業務遂行能力を高めたい」と述べました。
さらに、持続可能な組織作りを目指すため、「人材の確保や育成、やりがいの持てる職場環境への改善にも取り組みたい」と抱負を述べました。
また、あすで発生から半年を迎える、羽田空港で海保機と日本航空機が衝突した事故については、これまで取り組んできた安全対策を継続しつつ、先月公表された対策の中間とりまとめを踏まえ、管制官とパイロットの意見交換を実施するなど、さらなる安全対策に取り組む考えを示しました。
その上で、「2度と事故を起こさないという強い決意のもと、安全運航、再発防止に全力を尽くす」と決意を語りました。