鹿児島県内の小学校遠泳大会で水難事故相次ぐ 子供の心のケアなど各教育委員会が対応へ 鹿児島県

6月29日、鹿児島県西之表市で約100人の小学生が参加した遠泳大会の練習で、付き添いとして泳いでいた男性が、溺れて死亡する事故がありました。市の教育委員会は「子どもの心のケアを行い、安全面を考慮した上で7月に予定している遠泳大会を開催するか検討する」としています。

29日、西之表市国上の浦田海水浴場で、小学生の遠泳大会の練習で付き添いとして泳いでいた西之表市の団体職員の男性が、海面にうつ伏せで浮いているのが見つかり、その後、死亡しました。

練習には小学生113人を含む約200人が参加していました。

西之表市の教育委員会は子供の心のケアについて、「学校で子供の様子を確認して、子供から悩みの相談があればスクールカウンセラーを活用していく」としています。

7月23日に予定している遠泳大会については「大会実行委員会で開催するかどうか検討する」としています。

また鹿児島県奄美市でも6月30日、小学校の遠泳大会に一般で参加していた、東京都の会社経営の男性が溺れて死亡しました。

奄美市教育委員会は30日の事故を受けて、子供だけで泳ぎに行かないなどの注意点をまとめた通知文を出すことを検討しています。

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