鹿児島県警、不祥事相次ぐ 中堅職員が座談会「業務に慣れ」「幹部にも研修を」

鹿児島県警は1日、相次ぐ不祥事を受けて、中堅の職員から再発防止のための意見を聞く座談会を開きました。

(県警 野川明輝本部長)「出席者のみなさんが思いを共有し、全員が同じ土俵の上に立っているという意識をもって、座談会で、きたんのない意見が交わされることを期待している」

座談会は、県警のつくる再発防止策に、現場の警察官の意見を反映するため開かれました。

県警では今年4月以降、現職の警察官や元幹部のあわせて4人が情報漏えいなどで逮捕・起訴されていて、警察庁は、先月24日に一連の不祥事を検証する特別監察をはじめました。

1日は県公安委員会の委員3人も参加し、非公開でおよそ1時間半開かれ、県警本部と鹿児島市内3つの警察署に勤務する40代から50代までの警察官ら15人が参加しました。

職員からは「幹部への継続的な研修が必要」、「個人情報の取り扱いなど業務への慣れがあるのではないか」といった意見が出されたということです。

県警は、2日に若手職員、3日に女性職員の座談会を開き、今月中に取りまとめる再発防止策に反映する方針です。



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