メガソーラーに県が「待った」 工事不正の発覚で<福島県郡山市>

福島県郡山市で建設が進むメガソーラーについて、不適切な工事が確認されたとして、県が工事の中止指示を出している。

郡山市逢瀬町では2020年2月に県からの林地開発許可を受けたメガソーラーが建設されているが、今年5月、県や関係者に対し「不適切な工事が行われている」との情報提供があった。

現場では、地盤となる土砂の固め方について、事前に県に提出された計画よりも弱くなっていることが確認されたという。
県が事業者に確認したところ、不正を認めたことから、県は5月24日付で工事の中止指示を出した。

現場での地盤沈下などは確認されず、現時点で災害の発生には至っていないというが、県は事業者に対し、復旧にかかる計画書の提出を求めていて、復旧が計画通り行われたことをもって指示を解除するとしている。

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