海上保安庁 2年ぶりに現場出身の新長官が就任

海上保安庁の新たなトップに2年ぶりとなる現場出身の瀬口良夫新長官が就任しました。

海上保安庁では1日、新旧長官の交代式が行われ、海上保安官出身である瀬口良夫新長官に庁旗が手渡されました。

海上保安庁の長官ポストは2013年に初めて現場出身者が登用されて以降、4代続きましたが、2022年からは再び国交省のキャリアが就任していました。

現場出身者が務めるのは2年ぶりで、瀬口新長官は、警備救難部長などを歴任し、2022年からは次長を務めていました。

瀬口良夫新長官「現場力を高めるとともに法の支配の体現者たる海上保安機関の役割をしっかり果たしていく所存です」

また尖閣諸島周辺で中国船による領海侵入など動きが活発化していることに対し、「わずかな変化も見逃さず、関係機関と連携し冷静にかつき然とした対応で領海警備に万全を期す」と決意を示しました。

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