「まれに見る大雨」石鎚お山開き 信徒らご神像と山頂へ

ご神像を背負い、ロープを引き上げられながら険しい岩場を駆け上がる信徒=1日午前10時半ごろ、石鎚山

 西日本最高峰の石鎚山(1982メートル)で1日、石鎚神社(愛媛県西条市)のご神像を頂上に祭るお山開き大祭が始まった。道中、断続的に激しい雨が降り続けたが、全国から集まった信徒約300人が「わっしょい、わっしょい」と力強い声を響かせながら山頂を目指した。ご神像は頂上社で10日間祭られる。

 信徒らは3グループに分かれ「仁」「智」「勇」の3体のご神像とともに中腹の成就社を出発した。「ここ10年でまれに見る大雨」(信徒)と驚きつつも「困難な方が登りがいがある」「(雨に打たれ)寒いときは声を出そう」と士気を高め歩みを進めた。

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