赤字札幌ドームに言及。J1札幌スポンサー「店舗空いてなかったり…」

札幌ドーム 写真:Getty Images

北海道コンサドーレ札幌は6月29日に行われた明治安田J1リーグ第21節で、アルビレックス新潟に0-1と敗北。J2降格の可能性が高まる中、同クラブのリレーションシップパートナー(スポンサー)が現状や報道内容を嘆くとともに、巨額赤字を抱えている札幌ドームの施設にも言及している。

新潟戦で敗れ、12年ぶりの7連敗を喫した札幌。ファン・サポーターからのミハイロ・ペトロヴィッチ監督続投、今年夏の補強に関する賛否が湧き起こる中、リレーションシップパートナーで情報通信関連事業を手掛ける『株式会社ネクシスエンジニアリング』は、新潟戦翌日に公式Xアカウントを更新。「お客様含めて、『コンサやばいね。もう決まりじゃない?』って話が大多数です」と切り出すと、以下のように綴っている。

「怪我人多くて、試合内容悪くないけど負けてるなんて一言、地上波の数十秒流れる『負け』映像の前には勝てないんですよね。勝てば官軍負ければ賊軍がプロスポーツ、負けても良い所ありましたよなんて報道ないし集客厳しくなるのも仕方なしかなと。キッチンカーとかイベント試合以外の娯楽も増えてますけど試合後に一服するにもドーム内で店舗空いてなかったり、もう一押し欲しい所ですよね」(原文ママ)

札幌ドームの施設に対して意見を述べたネクシスエンジニアリングは、苦境に立たされているクラブをバックアップ。「リレサポ増やしたいですよね。100社増えればC契約一人養えるだろうし、クラブ創設30年に向けてJ2に行かせたくないですよね?」と呼びかけると、「これだけの年数のチームです。決裁権持ってたり、上と直接話せるサポさんも多いはず。ブロンズから始めてみませんか?クラブの歩みを進めるためにも今こそ応援する時です」と綴っている。

なお、札幌ドームはプロ野球・北海道日本ハムファイターズのエスコンフィールド北海道(北広島市)移転により、年間赤字がおよそ6億5000万円に。命名権の申し込みもなく、減収対策として10億円を投入して2万人規模のコンサート開催が可能な「新モード」も今のところ不発だ。

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