藤沢の片瀬東浜と鵠沼海水浴場で海開き 「サザエさん」がビーチクリーン活動も

サザエさんと一緒に子どもたちも砂浜に落ちているプラスチックごみなどを拾った=1日、藤沢市の片瀬海岸東浜

 神奈川県藤沢市の片瀬東浜と片瀬西浜・鵠沼の両海水浴場の海開きが1日、片瀬東浜海水浴場で行われた。江島神社による神事には海水浴場を運営する組合など関係者約200人が出席し、安全を祈願した。

 鈴木恒夫市長とふじさわ観光親善大使のつるの剛士さん、2024湘南江の島海の女王&海の王子らが横断幕を掲げ、開設をアピール。鈴木市長は「日本一の海水浴場として、他をけん引したい」と話した。

 開設は両海水浴場は9月1日までで、辻堂海水浴場は7月13日に海開きして8月31日まで。3海水浴場の来場者数は昨夏計約138万人で、市は今夏、コロナ禍前の2019年の約155万人程度と見ている。

 海開きに合わせNPO法人「海さくら」(古沢純一郎代表)が片瀬海岸東浜で「サザエさんBEACH CLEAN」を実施した。

 同法人の海岸清掃の模様がテレビアニメ「サザエさん」で放映されたことをきっかけに、22年からサザエさんも参加。この日は小学生ら約100人が、砂浜のガラス片やプラスチックごみなどを拾い集めた。同市在住の杉山美音さん(8)は「サザエさんと一緒でうれしい」と話した。

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