【磯村勇斗】特殊なアフレコに苦労「ジョジョみたいになった」

俳優の磯村勇斗さんが、アニメ映画『めくらやなぎと眠る女』完成披露上映会の舞台挨拶に玄理さんと塚本晋也さんとともに登場し、アフレコ秘話を語りました。

本作は、音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が、村上春樹さんの6つの短編「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」を再構築した、村上春樹さん原作初のアニメ映画。

磯村さんは、”最初お話いただいた時にびっくりしましたね。アニメーション映画で声を吹き込むことはやってきていなかったので、どんな形になるのかなっていう、その期待でしかなかったです。村上春樹さんの原作っていうのもあって、ピエールさん含め、キャストスタッフさんも「ザ・アニメ」というよりかは、本当になんか実際映画を撮っていくような、そんな現場であるってことも聞いたので、また新しい現場に出会えるなということで、すごくワクワクしました。”と、出演決定時を振り返りました。

本作のアフレコは特殊な方法で行われていたそうで、磯村さんは、”実際にシーンで人物が座っていたり、寝転んでいたら、一緒の動きをして声を当てていくということをしていたので、より声に動きの吐息が入るような録り方で、アニメーションを録っているけど、実写を録っているような感覚にもさせてもらって、特殊な現場でした”と、告白。

しかし苦労もあったそうで、”寝転がってやる時とか、(セリフは)半々くらいで覚えてはいるんですけど、的確に全部に(セリフを)当てなくちゃいけないので、手があかない時があって、寝ている状態の時に台本をどこに置いたら画と合わせられるのかって感じで、「ジョジョ」みたいな態勢になった時が何回かありました。リアリティを求めすぎて難しかったです”と、アフレコの裏話を明かしました。

イベントでは、ピエール・フォルデス監督からキャストに向けて、コメントが代読される場面も。監督から磯村さんへ、「素晴らしい若手俳優でした。磯村さんも私自身もお互いにとても相性よく感じていたと思います」と、称賛の言葉が送られると磯村さんは、”色々チョコとか和菓子とか差し入れしてよかったなと。胃袋から掴んでいくのは大事だと思いました。”と、笑顔を見せました。

【担当:芸能情報ステーション】

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