陣内智則の永野ブチギレ事件の真相 鬼越「とんでもなかった」証言を暴露「放送できない部分めちゃくちゃある」

 鬼越トマホーク・坂井良多(左)と金ちゃん

 お笑い芸人のみなみかわが、鬼越トマホークのYouTubeチャンネルに出演。6月22日放送のフジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」で起きた陣内智則による永野マジギレ事件について、触れた。

 22日の放送では、永野が、陣内に「やってることは利口な猿」「微炭酸」と批判。「舞台なんてなんとも思ってないですよ。ナメられたくないだけですよ。最後は舞台で死にまんねんみたいな」と続けると、陣内が「おまえ、しばいたろか!」とブチギレ、永野を追いかけ回し、髪をひっぱるなどした。陣内の行為はマジギレなのか、お笑いなのか、ネットでも話題となった。

 元松竹芸能のみなみかわは「あれは吉本の人に聞いたら、『お笑いですよ』って言うのよ。『あれはめちゃめちゃ怖かったです』って言うんやけど、何なの?」と吉本所属の鬼越に尋ねた。

 坂井良多と金ちゃんは「あれはお笑いじゃないです」と声をそろえて即答。坂井は「陣内さんを昔から知っている人は『よくない陣内さん、昔こうやったな』みたいな面白がり方をしてるんじゃないですか。『最近の陣内は落ち着いちゃったけど、本来はこういう人間やもんな』っていう」と話した。

 みなみかわには、陣内の目がバッキバキで怒っているように見えたが、「あれを吉本の人はお笑いですって言うから、とんでもない事務所やな」としみじみ。そこから金ちゃんが放送前にフジテレビのスタッフから聞いた話を語った。

 「ちょっととんでもなかったです、こないだ。裏でスタッフ同士で話して、これはまずいとなって。もう陣内さんの目がイッちゃってると。ヤバイ、どうしようってなって、めちゃくちゃ長尺だったんですけど、全部つなぎ合わせて、なんとか放送できるヤツを放送して。放送できない部分がめちゃくちゃあるらしいんですよ。陣内さんが怒ってない感じにして終わったらしいんですけど、その後に陣内さんとめっちゃ仲いい後輩が僕いて、放送直後くらいに(陣内と)飲んだらしいんですよ。そしたら『こないだ、向上委員会あってな』って…」

 その後は音声が使われず、動画でも配信不能の危ないトークが続いた。3人で「アウト!」と話し、坂井は「さんまさんがいなかったらもっと悲劇になったかもしれないけど、さんまさんがいるという最後の抑止力が…」と陣内がギリギリでセーブをしたという見解に立った。

 金ちゃんはそれでも「でもオモロイっすよね。ヒリヒリして。あれが見たいんよ」とまとめ、みなみかわも「すごかった」とガチな芸人同士が生み出した、痺れる芸をたたえていた。

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