約20年ぶりの新紙幣発行を控え、西条西署などは1日、愛媛県西条市周布のマルナカ東予店で、紙幣の切り替えなどを名目にした詐欺被害に遭わないよう買い物客に注意を呼びかけた。署は「手口を変化させながら、いろんなパターンでだましてくることが予想される。おかしいと思ったら家族や警察に相談してほしい」と注意喚起している。
新紙幣発行に焦点を当てた広報は県内で初めて実施。県内での被害や予兆電話は確認されていないが、3日に発行が始まるタイミングで「旧紙幣が使えなくなるため、係の者が交換に行く」「新紙幣がATMで使えるかを調査しており、モニターとしてATM操作に協力してほしい」「タンス預金をしていると税制調査が入る可能性があるため、一時的にお預かりすることができる」などと現金をだまし取る手口が想定されるという。