河野洋平元衆院議長らが訪中 何立峰副首相と会談

河野洋平元衆院議長を団長とする経済団体が中国を訪問し、何立峰副首相と会談しました。

北京を訪問している「日本国際貿易促進協会」の代表団は1日、団長の河野洋平元衆院議長のほか、財界人などが同席し、何立峰副首相らと人民大会堂で会談しました。

会談で河野氏は、中国・江蘇省で先週、日本人の親子が男に切りつけられ、阻止しようとした中国人女性が刺され死亡した事件を受けて、「私は心から感謝をし、哀悼の意を表したい」と述べました。何副首相は、「中国政府も女性の勇気を高く評価している。このことは日中関係の友情の証しとも言える」などと答えたということです。

また、河野氏は日本から中国を訪れる際の短期滞在ビザの免除が停止していることを念頭に、人的交流を増やすことの必要性について指摘しました。

また、改正反スパイ法によって日本人の拘束が相次いでいることについて、「法解釈をはっきりとさせてほしい」などと申し入れをしましたが、何副首相からは明確な返答はなかったということです。

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