大雨のため1日朝に冠水した広島県海田町の国道2号のアンダーパスで、通行止めの際に用いる遮断機が作動せず、車1台が進入し、立ち往生していたことが、道路を管理する県西部建設事務所への取材で分かった。
JR呉線をくぐる約200メートルの区間で、同事務所が午前6時10分から1時間40分、通行止めにした。東西の入り口の遮断機を閉じようとして動かせなかったという。両側の電光掲示板で通行止めを表示し、職員1人ずつが誘導に当たったが、1台が進入。運転手にけがはないという。
周辺の国道2号は東広島バイパスの開通を受けて今年4月、国から県に管理が移った。同事務所は「作業に手間取った。今後はきちんと動かせるようにしたい」としている。現場では2021年7月の冠水時にも電光掲示板が作動せず車1台が水没していた。