藤田寛之はシニアメジャー制覇ならず 再開後8ホールで追いつかれPO敗退

プレーオフで惜敗。藤田寛之は海外シニアメジャータイトルを逃した(撮影/田辺安啓(JJ))

◇シニアメジャー第3戦◇全米シニアオープン 最終日(30日)◇ニューポートCC (ロードアイランド州)◇6954yd(パー70)

通算13アンダーの首位で並んだ藤田寛之とリチャード・ブランド(イングランド)とのプレーオフに突入。18番の繰り返しによる2ホール目でブランドに敗れ、2013年「全米シニアプロ」を制した井戸木鴻樹に続く日本勢の米シニアツアー(PGAツアーチャンピオンズ)メジャー優勝はならなかった。

藤田は、3打リードの単独首位で前日順延となっていた最終ラウンドを再開。残り8ホールで3ボギーとスコアを落とし、同ラウンドを3バーディ、4ボギーの「71」としてプレーオフにもつれこまれた。10番と18番の合計スコアで競うプレーオフはともにパーを重ね、18番のみを使うサドンデス方式へ。2ホール目でパーセーブを逃がし、目前にあったメジャータイトルを逃した。

前日の日曜日に開始した最終ラウンドは、雷雲接近の影響で午後3時過ぎに順延が決定した。月曜決着となったこの日、藤田は3打リードの通算16アンダー単独首位から後半11番の1打目よりプレーを再開。残り8ホールで3つのボギーをたたいて逃げ切りに失敗し、前日までの貯金を生かし切れなかった。

ブランドはシニア初出場の5月「全米シニアプロ」に続くメジャー2連勝。LIVゴルフを主戦場とする51歳が立て続けにビッグタイトルを獲得した。

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