【カンボジア】栄養ドリンク市場、6%ペースで拡大見通し[食品]

調査会社のアステュート・アナリティカ(AA)によると、カンボジアの栄養ドリンクの市場規模は2023年に4,933万米ドル(約80億円)だった。過去5年の成長率を元に試算すると、24~32年の年平均成長率(CAGR)は5.85%となり、32年の市場規模は8,231万米ドル超になる見通し。クメール・タイムズ(電子版)が6月27日伝えた。

栄養ドリンク市場の拡大の要因としては、若い世代の人口が多いこと、これらの世代の可処分所得が増加していること、都市化率が上昇していることなどを挙げた。

現在の30歳未満の人口は約60%を占める。都市化率は23%で、年2.8%のペースで上昇している。

今後については、健康志向の高まりなどを受け、有機素材の栄養ドリンクが伸びると予想している。23年の栄養ドリンク市場では、無機素材を原料としたものが3,019万米ドルを占めた。

一方、統計会社スタティスタによると、カンボジアの栄養・スポーツ飲料の市場規模は2024年、4,440万米ドルになる見通し。内訳は、自宅での消費向けの売り上げが2,510万米ドル、外食での消費向けが1,930万米ドル。

消費量は自宅向けが880万リットル、外食向けが210万リットル。

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