空きボトルでいかだ 砺波市、市民参加呼び掛け 「R-1」を活用

R―1を飲んだ容器を回収ボックスに入れる参加者=砺波市の庄川健康プラザ

 砺波市「水の強さひきだすプロジェクト」が1日、始動した。今月から8月にかけて市内で開催する庄川水まつりに向けて、ヨーグルト飲料「R-1」の空きボトルを集め、いかだを制作し「水の郷」砺波の魅力を体感してもらう趣向だ。空きボトルの回収ボックスを市役所と庄川健康プラザなど4カ所に設置し、市民参加で盛り上げる。

  ●「水の郷」で乗船体験

 砺波市は重要事業に「1073(となみ)」を語呂合わせに使っている。R-1には乳酸菌1073R-1株が使用されている縁で、販売する食品大手の明治(東京)と体調管理パートナー契約(包括連携協定)を締結した。児童生徒や健康イベントなどにR-1の提供を受けて「街の強さひきだすプロジェクト」を展開している。

 水の強さひきだすプロジェクトは、街の強さひきだすプロジェクトの派生版で、今年から通年開催となった庄川水まつりと連動した企画となる。砺波市の魅力である庄川の恩恵や水の素晴らしさを体験してもらうのが狙いだ。

 計画ではR-1の空きボトルを活用して人が乗れるほどのいかだを制作し、市内の池などに浮かべ、乗船体験する。ミニチュアいかだを制作するワークショップも開催する。主な会場として、庄川水記念公園周辺を予定している。

 回収ボックスは、いかだ制作に必要なボトルを集めるのが目的で、庄川水記念公園特産館、砺波市観光協会にも設置する。担当する市企画政策課は1073個の回収を目指す。

 1日は庄川健康プラザで、健康教室や温水プールの参加者がR-1を飲んで、回収ボックスに入れた。約80個が集まった。今後、スポーツ活動の市民らに協力を呼び掛ける。

R-1の容器で試作したワークショップ用のいかだ(砺波市提供)

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