「半年あっという間」 輪島・朝市周辺、黙とうささげ

大規模火災があった朝市通り周辺で黙とうをささげる輪島朝市の組合員=1日午後4時10分、輪島市河井町

 1日午後4時10分、輪島市河井町の朝市通り周辺では、半年前の能登半島地震に伴う大規模火災で自宅やなりわいの場、大切な人を失った人が集まり、犠牲者に手を合わせた。

 自宅が全焼した橋爪和夫さん(67)は、火災で亡くなった知り合いの冥福を祈った。自宅の再建は未定で、「思考が止まってしまうので、今は将来のことを考えないようにしている」と話した。朝市組合長の冨水長毅(とみずながたけ)さん(55)は「半年はあっという間だった。一日も早くこの通りで朝市を復活することが目標だ」と語った。

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