故郷に錦を飾る。岩手県出身のオリックス・斎藤響介投手（19）が3日の楽天戦（盛岡）で凱旋先発することが1日、決定的となった。イメージを膨らませた右腕は「盛岡で投げたいという気持ちはありました。高校（盛岡中央）から成長した姿を見せたい」と目を輝かせた。
幼い頃はソフトバンクファンだった父に連れられ、盛岡で開催されたソフトバンク－楽天の試合を見に行ったという。「ソフトバンクの選手とかやっぱり本当に実在するんだって。初めて見たので…」。今度は自身が地元の少年少女たちに夢を与える番だ。
きたぎんボールパークは昨年4月に完成したばかりの新球場だ。先発が正式に決定すれば、6月8日・巨人戦でのプロ初勝利を見届けた両親や、友人や恩師なども訪れるだけに勇姿を披露したいところだ。
「真っすぐ、球のキレだったり、マウンドでの立ち居振る舞いを見てほしいなと思います」。地元の声援を力に変え、今季2勝目をマークする。
