ヤクルト・石川がサプライズ料亭祝勝会 吉村&山野&奥川にプレゼント 山野「トウモロコシの天ぷらがおいしかった」

 神宮外苑・コブシ球場で投手練習に参加した吉村

 ベテランの粋な計らいが若手投手陣の英気を養い、力となる。ヤクルトの吉村貢司郎投手(26)、山野太一投手(25)が1日、神宮外苑・コブシ球場での投手練習に参加。先発予定の2日から始まるDeNA3連戦(横浜)を前に、驚きのプレゼントがあったことを明かした。

 6月12日のソフトバンク戦で今季初勝利を挙げた山野に、都内にいた石川から「行ってこいよ」と連絡があったことが発端だった。同14日のオリックス戦で復活勝利を挙げた奥川、吉村の3人で大阪にある料亭で祝勝会を開いた。

 実はこの会、先輩からの壮大なサプライズだった。若手投手陣の勝利を喜んだ石川が自ら予約し、会計も済ませる太っ腹ぶり。山野も石川からオススメされたという「トウモロコシの天ぷらがおいしかった」と笑った。

 その後、奥川は自身連勝で2勝目を記録。吉村は「奥川や山野と切磋琢磨(せっさたくま)して勝っていけるように頑張りたい」と意気込み、山野は「僕が置いていかれないように」と表情を引き締めた。首位まで7差。先輩へ感謝の思いと、共闘する仲間を指針にさらなる勢いをつける快投を誓った。

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