阪神・森下 夏男が本領発揮だ「7月はしっかり野手が引っ張っていきたい」 昨季打率・355の好相性・マツダで大暴れ

 広島入りする森下(撮影・中田匡峻)

 “夏男”の本領発揮や!阪神・森下翔太外野手(23)が1日、鳴尾浜で取材に応じ、7月の戦いに向け、バットでチームをけん引することを誓った。

 「ピッチャーが頑張ってる分、得点しないと勝てないと思うので。7月はしっかり野手が引っ張っていきたい」

 昨季は夏に強かった。2軍降格を経て、6月末に再昇格すると、7月は67打数17安打で打率・254。プロ1号を含む3本塁打を放ち、月別では最多の15打点と勝負強さを見せた。8月も打率・268を残し、定位置を奪取。「そこまで夏バテとか自分してないんで」と暑さもへっちゃらだ。

 7月最初のカードは2日からの広島戦(マツダ)。広島には昨季打率・328、マツダスタジアムでは打率・355を残しており、好相性だ。ただ、「去年とピッチャーの状態も違うと思う。打てれば一番いいですけど、粘りながら頑張りたい」と慢心はない。

 6月30日のヤクルト戦(神宮)ではスタメン落ちしたが、途中出場で1打数1安打。野口、前川、島田、豊田ら外野手のライバルは多い。「去年散々ベンチを経験したので、もうベンチは経験しなくていい」ともちろん定位置を譲る気はない。「スタメンで自分が出ていなかった時に、『やっぱり森下がいないとダメだな』って言われるようにならないと。結果が一番必要になってくると思うので、結果を出したい」。得意の夏に大暴れし、チームにいい流れを引き寄せる。

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