上場企業分析 瀧上工業、収益改善急ぐ 橋梁の受注環境悪化で 保全や鉄骨ニーズ深耕 営業利益率8%目指す

 瀧上工業(本社半田市)は主に橋梁(きょうりょう)の架設・保全と、鉄骨構造物の設計・製造・施工の2事業を展開。2024年3月期の売上高は前期比25.3%増の233億2800万円、営業利益は72.3%増の6億2500万円だった。主力の橋梁部門で大型工事が進み、受注単価も向上した。しかし、営業利益率は低空飛行。指標となる鋼道路橋梁の国内発注量は過去最低水準にあるだけに、収益構造の改善が急務となっている。

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