無期雇用派遣 賃上げ課題に JSGU・結成20周年

人材サービス業で働く3万人が加盟するUAゼンセン人材サービスゼネラルユニオン(JSGU、柴田弘樹会長=写真)は、結成20年を祝う会を開いた。厚生労働省や企業側の代表者を招き、労務費の価格転嫁などを今後の課題として確認した。

特別講演には連合総合生活開発研究所の中村天江主幹研究員が登壇し、派遣先の賃上げに対して派遣労働者が取り残されている現状を指摘。とくに無期雇用者は有期雇用者に比べて伸び悩んでいるとして、賃金表を用いた価格転嫁交渉の必要性を訴えた。

© 株式会社労働新聞社