西・東日本は大気非常に不安定 激しい雷雨のおそれも 引き続き土砂災害などに警戒

雨雲の予想(7月2日(火)午後1時)

 西日本と東日本では2日(火)は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や突風に注意し、西日本では竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。

上:予想天気図(2日(火)午後9時)/下:土の中の水分量(2日(火)午前5時)

 梅雨前線が華中から西日本を通って東日本の太平洋側にのびている。2日は日本付近の梅雨前線は西から次第に北上する見込み。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、西日本と東日本では引き続き2日は大気の状態が非常に不安定になる所がありそうだ。また、これまでに降った大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所がある。

予想雨量

 西日本と東日本では2日は、雷を伴った激しい雨や強い雨が降り、大雨となる所がある見込み。

大雨時の注意点

 なお、東日本の日本海側と東北では、3日から4日にかけても前線の影響で激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や突風に注意し、西日本では竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。さらに降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも併せて注意が必要となる。

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