韓国の上半期の輸出9.1%増、22年に次いで歴代2位=韓国ネット「国が正常化しつつある」

1日、韓国・ニュース1は「今年上半期の韓国の輸出が歴代2位の業績を達成した」と伝えた。資料写真。

2024年7月1日、韓国・ニュース1は「今年上半期の韓国の輸出が歴代2位の業績を達成した」と伝えた。

記事によると、韓国の今年上半期の輸出は前年同期比9.1%増の3348億ドル(約53兆8996円)となり、22年上半期(3505億ドル)に次いで歴代2位の業績を記録した。輸出の増加率は23年10~12月期にプラス転換し、24年4~6月期まで3四半期連続で増加の勢いが増している。

一方、今年上半期の輸入は3117億ドルで6.5%減少した。貿易収支の黒字規模は231億ドルで、上半期としては18年(311億ドル)以来最大となった。

上半期の輸出品目のうち半導体の輸出は657億ドルで、過去最大を記録した22年上半期(690億ドル)に次いで2位の業績だった。自動車の輸出は3.8%増の370億ドルで過去最大を記録した。

6月の輸出は前年同期比5.1%増の570億7000万ドルだった。特に半導体が好調で、前年同期比50.9%増の134億2000万ドルと集計された。輸出は昨年10月から9カ月連続でプラス基調を続けている。

6月の輸入は7.5%減の490億7000万ドル、貿易収支は80億ドルの黒字を記録して13カ月連続の黒字基調となった。

主要9大輸出市場のうち米国、中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など5地域で輸出が増加した。対米輸出は、6月としては過去最大の110億ドル(14.7%増)で11カ月連続、対中輸出も107億ドル(1.8%増)と4カ月連続のプラスとなった。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「前政権が台無しにした半導体産業が急速に回復している」「国が正常化しつつあるようだ」など安堵の声が上がっている。

一方で「昨年は輸出がかなり不調だったから増えて当然」「物価高騰により庶民の苦痛も過去最高」「為替レートのせい。物価高ががその代償」「輸出で大企業がお金を稼いでいる時、庶民らは物価高に苦しんでいる。バランスの取れた経済政策が必要だ」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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