遠藤航も歓迎したリバプールのアンカー補強、“新ライバル”は予想以上の大物か。マンC、マドリー、バルサも狙う29歳が「最有力候補」と英報道

リバプールの遠藤航は先日、ABEMAの番組『ABEMA スポーツタイム』に出演した際、同じポジションの補強が騒がれている件について質問されると、やや意外な回答をした。

「報道は気にしないですけど、僕も中盤の6番(アンカー)は獲ったほうがいいと思っています」

チ―ムが強くなるためには、ライバルの加入を歓迎するという発言は、英国でも反響を呼んだ。

ただ、そのライバルは、予想以上の大物になるかもしれない。英メディア『TEAMTALK』は、バイエルンのドイツ代表MFヨズア・キミッヒ獲得の可能性を報じている。

「ドイツ人MFキミッヒは、アルネ・スロット監督が以前一緒に仕事をした選手を追い抜いてリバプールのMF候補リストに入ったが、ペップ・グアルディオラのチームはブンデスリーガの選手の獲得を計画しており、マンチェスター・シティに勝つ方法を見つけなければならない」

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同メディアは「リバプールは昨シーズン、つなぎとして獲得したエンドウが好成績を残したにもかかわらず、今夏に新たな守備的MFの獲得に動くと見られている。実際、エンドウ自身もリバプールが新たな6番を獲得するのは良いことだと認めている」と報道。こう続けている。

「リバプールは潜在的なアップグレードとしてキミッヒの獲得を噂されている。バイエルンのMFは契約最終年を迎えており、ドイツでのEURO2024への参加が終わったら将来について大きな決断を迫られることになるだろう」

記事は「TuttoJuveによると、キミッヒは現在リバプールの中盤を強化する最有力候補だという。右SBでもプレーできる多才さなど、さまざまな理由でリバプールにとって魅力的な選手だ」とし、こう綴っている。

「TuttoJuveがこのニュースを報じている理由は、ユベントスへの移籍も噂されているアタランタのトゥーン・コープマイネルスではなく、キミッヒがリバプールの優先選手になっているようだからだ。AZ時代にスロットの下でキャプテンを務めたコープマイネルスは、中盤でいくつかの役割を果たすことができるものの、どちらかというと攻撃的なMFである。しかし、リバプールが最も必要としているものに関して言えば、キミッヒの方が適しているようだ」

『TEAMTALK』は、キミッヒには、リバプールのほか、バイエルン時代に指導したグアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティ、トニ・クロースが引退するレアル・マドリー、恩師ハンジ・フリックが新監督に就任したバルセロナも関心を持っているとも報じており、引き抜くのは簡単ではないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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