『オモウマい店』料理4,700種!?すべてが多いプラスマン!

日本全国には私たちの想像をはるかに超える“びっくりなお店”がたくさん!
まだ見ぬ『オモウマい店』を求め、スタッフが日本中を大捜査!
気になる店を発見したら飛び込みで交渉!
粘りに粘るリサーチと取材スタイル!
“グルメ馬鹿”なスタッフが日本全国を駆けまわり、オモウマい店を発掘!
お客様へのスゴすぎて笑えるサービスはいつしか尊敬に変わり明日を生きる勇気と元気がもらえます!

**第138回でご紹介するオモウマい店
オモウマい店①料理4,700種なんでも増やすぞプラス+マン
■東京都江東区**

東京駅から電車で約10分、東陽町駅から歩いて2分のところにある居酒屋。このお店で何より驚かされるのは、圧倒的なメニューの数。ファイルに綴じられた分厚いメニュー2冊にはびっしりと料理が記載されており、韓国、ドイツ、ロシア、スペイン、中国といった国や地域で分かれたコーナーもあれば、ラーメン、パスタ、ピザ、カレー、ジビエ、帆立といったジャンルや食材で分かれたコーナーもある。また、これとは別に、表・裏にこちらもズラリと料理が並ぶ「おすすめメニュー」も13枚、テーブルに置かれている。そのあまりの数に、「多すぎてわかんない」と困惑してしまうお客さんも。店主曰く、「最初は50種類くらいだった」ものがどんどん増え続けた結果、現在はなんと4700種類以上に!

数だけでなく、一品の量が多いのも特徴。“スペインオムレツ”(350円)は卵を4個使用。お客さんが「鍋だよ鍋」と評する名物の“一晩寝かせたラザニア”(580円)は、ホワイトソースとミートソース、パスタシートを5層分重ね、その上に数種のチーズをかけてオーブンで約20分。それを一晩寝かせてから、さらに自家製トマトソースや野菜をのせ、再びオーブンで18分焼き上げるという手間がかかったもの。このほか、鶏モモ肉を赤ワインで煮込んだ“コック・オーヴァン”(880円)など、本格的なフランス料理が食べられるのもポイント。

仕込みから調理までほぼすべて1人で担当している店主は、もともとは経営側の人間で、最盛期には12軒の飲食店を運営していたという。そこでプロの料理人たちの働きを見ているうち、自らも調理法をマスターして現在に至る。「安物でいいからたくさん欲しい性格」と、メニューだけでなく、お皿やフライパン、包丁も大量に保有。中でも食材を保管するための冷蔵庫は、この規模の居酒屋では考えられないほどの台数に……。

サービス精神も豊富で、YouTubeの登録で1品無料になるほか、ワイン1本を頼めばこちらも料理1品が無料。一方で、食品ロスが出ないように、余った食材や足がはやい食材をおまかせ料理に回すなど工夫している。どんな料理にも対応し、儲けも考えずお客さんに還元している店主だが、唯一、忙しくて「どうしてもできない」と語るメニューとは?

◆ヒューマングルメンタリー オモウマい店
日本テレビ系 7月2日(火) 19:00~19:54
(C)CTV

© 株式会社ジェイプレス社