方言でつなぐ洋野町内の民話 2図書館で絵本、紙芝居読み聞かせ

絵本の読み聞かせに聞き入る来館者ら

 洋野町の種市図書館と大野図書館(ともに林下義則館長)で30日までの2日間、町内に伝わる民話を収録した絵本、紙芝居の読み聞かせが行われた。地元の歴史文化に関心を持ってほしいと町地域おこし協力隊員と町民有志が制作。現存する地名のエピソードを交えながら受け継がれてきた方言、教えをつないだ。

 「ひろののむかし話」とし、絵本は小子内(おこない)浜の切り立った岩場にまつわる「辰(たつ)の口」など五つを収録。三つの民話を紙芝居にした。幅広い世代が楽しめる内容で、紙芝居は標準語と南部弁で書かれている。

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