ライアン・クーグラー、人気グラフィックノベルの映画版を製作へ

ライアン・クーグラー監督がグラフィックノベル『ア・ヴィシャス・サークル』の映画版を製作する。ブーム!スタジオのグラフィックノベルシリーズとして『ターミネーター 0』のショーランナーであるマットソン・トムリンとアーティストのリー・ベルメホが手掛けた同ノベルを基にした映画、脚本はトムリンが担当する。

自身のプロキシミティ・メディアのバナーを通じて参加予定のクーグラー、ブーム!の開発担当部長スティーヴン・クリスティもプロデューサーに名を連ねている。

一方でクーグラーはマイケル・B・ジョーダンと共に、今年4月に極秘の映画プロジェクトを始めたところだ。クーグラーの監督デビュー作『フルートベール駅で』や『クリード チャンプを継ぐ男』『ブラック・パンサー』でタッグを組んだ2人だが、今度はヴァンパイアが登場する超自然スリラー作となっている。

撮影監督のオータム・デュラルド・アーカポーが、インスタグラムにタイトル部分を消したカチンコの写真を投稿し、クランクインを報告した同新作、デッドラインによると、マイケルのほか、ジャック・オコンネル、デルロイ・リンドー、ジェイミー・ローソン、オマー・ベンソン・ミラー、ウンミ・モサクらがキャスト陣に名を連ね2025年3月の公開を予定しているという。

またComicbookmovie.comは、同新作が極秘で進められていたため、映画会社幹部は、脚本を見るためにクーグラーのエージェントの事務所を訪れなければならなかったと報じていた。

同ウェブサイトによると、ルイジアナ州ニューオーリンズで撮影開始したと言われている同新作は、黒人差別法があった時代のアメリカ南部を舞台に、「ヴァンパイアや南部の超自然現象に関する言い伝え」を題材にしたもので、マイケルが双子の兄弟を演じる可能性があるそうだ。

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