志駕晃『令和 人間椅子』神谷浩史,西山宏太朗,葉山翔太,山下誠一郎,伊東健人,日野聡 朗読で江戸川乱歩の世界を令和に再現。乱歩オリジナル版で新旧聴き比べ

『スマホを落としただけなのに』(宝島社刊)が大ブレイクした志駕晃の最新書籍『令和 人間椅子』(文春文庫刊)の全6編を、神谷浩史、西山宏太朗、葉山翔太、山下誠一郎、伊東健人、日野聡が1編ずつ朗読でオーディオブック化、書籍発売前より1話ずつ先行配信がaudiobook.jp 聴き放題プランで始まる。1編が無料公開もされる。

本作は、江戸川乱歩が描いた猟奇の世界をスマホ・SNS・AI・IoTが席巻する令和の世によみがえらせている。江戸川乱歩が書いた同タイトルのオリジナル版6編も配信。新旧の乱歩の世界を聴き比べが提供。

『令和 人間椅子』は、2017年のデビュー作『スマホを落としただけなのに』(宝島社)シリーズが続々と映画化され、シリーズ累計100万部を超える大ヒットとなっている小説家 志駕晃が、「江戸川乱歩の猟奇の世界を令和に復活させる」という一大テーマに取り組んだ、新たな代表作となる1冊。江戸川乱歩が描いた『人間椅子』『屋根裏の散歩者』『人でなしの恋』『赤い部屋』『一人二役』『陰獣』の6つの作品を、スマホ・SNS・AI・IoTが席巻する令和の世に置き換え、新たな物語として描いた6編を収録。この7月9日に文春文庫にて刊行される。

オーディオブック版では、表題作の『令和 人間椅子』を神谷浩史が朗読するほか、西山宏太朗、葉山翔太、山下誠一郎、伊東健人、日野聡が各作品を朗読。
書籍およびオーディオブック全編の配信に先立ち、7月1日より4編をaudiobook.jp聴き放題プランにて1話ずつ先行配信。7月1日に公開された『令和 赤い部屋』(朗読:山下誠一郎)の約80分を、9月30日までの3か月間限定で、audiobook.jpのYouTubeアカウントにて無料公開される。

【2024/9/30まで無料公開】『令和 赤い部屋』朗読:山下誠一郎 オーディオブック - audiobook.jpPC

https://www.youtube.com/watch?v=fiYM3w51FQk

本作の着想元となっている江戸川乱歩のオリジナル作品6編も、audiobook.jp聴き放題プランにて7月9日より配信。『令和 人間椅子』をお聴きいただき、江戸川乱歩のオリジナル作品にも触れて聴き比べての楽しみができる。『人間椅子』はオリジナルの江戸川乱歩版・令和の志駕晃版ともに神谷浩史が朗読。

先行配信スケジュール
7月1日 『令和 赤い部屋』朗読:山下誠一郎
7月3日 『令和 人でなしの恋』朗読:葉山翔太
7月5日 『令和 屋根裏の散歩者』朗読: 西山宏太朗
7月7日 『令和 一人二役』朗読:伊東健人

※7月9日に下記を含む全6編を単品購入・聴き放題で配信開始
『令和 人間椅子』朗読:神谷浩史/『令和 陰獣』朗読:日野聡

先行配信URL:https://audiobook.jp/booklist/2206

著者・志駕晃 コメント:数年前に江戸川乱歩の短編小説を読んでいた時に、これをAIやテクノロジーが発達した現代に置き換えて書いたらかなり面白いはずだと思いました。そして短編集『令和 人間椅子』を書きあげたのですが、せっかくならば乱歩版のどこが変わったのか、ユーザーに比べてもらいたい。関係各位のご協力の結果、この夢のようなオーディオブック企画が成立しました。時空を超えた乱歩ワールドを、是非ともお楽しみください。

神谷浩史 コメント:過去に乱歩の「人間椅子」を朗読したご縁もあり、この度、志駕先生の「令和 人間椅子」を朗読させていただきました。安心と危険は常に隣り合わせ。便利なものに身を委ね過ぎると…大変な目に遭うかもしれませんよ。

西山宏太朗 コメント:この度、「令和 屋根裏の散歩者」を朗読させていただきました、西山宏太朗です。私がはじめて読んだ時に感じた、じめっとした湿度たっぷりな雰囲気を取り入れながら、読み進めるたびにゾクゾクさせられる感覚を、耳で聞いてくださる皆様にもお届けできるよう、色々な挑戦をしながら収録しました。ぜひ聞いていただけますと幸いです!

葉山翔太 コメント:江戸川乱歩の作品に触れたのはこちらが二作目で、一作目は『孤島の鬼』でした。
そちらは朗読劇での上演でして、台本とともに原作・コミカライズを読んだときに、なんて毒々しくも魅惑的な世界だろうと強烈に惹かれたのを覚えています。
そして今回、新たな時代に溶け込んだ『令和 人でなしの恋』。
現代の言葉で書かれた『令和 人でなしの恋』は、偏愛の狂気とピュアさが際立ち、ホラー作品として一層エモーショナルなものを感じました。
朗読を聴いてゾクゾクしていただけると嬉しいです。
ぜひ、小説とともに朗読版もお楽しみください!

山下誠一郎 コメント:「赤い部屋」の情景や雰囲気はそのままに、
現代の闇や人の業、その深みを味わいました。
極めてリアルなフィクションといいますか、きっと実存する事なのだろうな…という悍ましさと
読み物としてのバランスが素敵でした。
芝居とはまた違う「朗読」の難しさと魅力を感じた収録でした。
他タイトルと併せて楽しんで頂けたら幸いです。

伊東健人 コメント:この世界において、誰もが主役になれるし、同時に誰もが脇役でもあるのだと、そういうものだよなぁと思いながら令和版一人二役を読んでいました。令和?というには諸々がクラシックな描かれ方ですがそこはご愛嬌。逆に幅広い年齢層に読みやすいストーリーになっているかもしれません。登場する人物たちの、決して褒められたものでもないけれど生々しい生き様を、是非軽い気持ちでお楽しみください。

日野聡 コメント:「令和 陰獣」の朗読を担当させて頂きました日野聡です。
この作品は、冒頭から【愛莉】と名乗る謎の女性のファンレターから始まり、
読み進めていくと気付かぬうちに抜け出せないほど虜になってしまう作品です。
この原作の持つ妖美な魅力と恐怖を音声でもお届け出来たらと思います。
ぜひお楽しみくださいませ。

作品紹介:作品名:令和 人間椅子/著者:志駕晃/出版社:文藝春秋/配信開始日:2024年7月9日/単品購入価格:1,760円/ 配信形式:単品購入のほか、月額1,330円(税込)のaudiobook.jp聴き放題プランでも配信/配信URL:  https://audiobook.jp/booklist/2206

収録作

  • 「令和 人間椅子」:大学在学中に作家デビューした美子に突然送られてきた原稿は、AIが搭載されたマッサージチェアが書いたというのだが……。
  • 「令和 屋根裏の散歩者」:違法すれすれのハッキングで大金を得た二郎は、マンションの下の部屋に越してきた女子大生に恋をしてしまう。
  • 「令和 人でなしの恋」:マッチングアプリで知り合い結婚した昌彦は理想的な夫だと思ったが、時折妻の目を盗んで出かけているようで……。
  • 「令和 赤い部屋」:参加者は服も背景も赤一色。異様なオンラインサロンの参加者は、全員がサイバー犯罪の首謀者たちだった。
  • 「令和 一人二役」:劇団「X」に所属する女優の卵・小夜子はマッチングアプリでいろいろな女性に成りすますアルバイトで食いつないでいたが……。
  • 「令和 陰獣」:「先生の『令和 人間椅子』大変楽しく読ませていただきました」熱烈なファンレターを送ってきた愛莉は私の愛読者だと言うが……。

江戸川乱歩版 各作品 作品情報
「人間椅子」 (朗読:神谷浩史)/「赤い部屋」 (朗読:松岡禎丞)/「人でなしの恋」 (朗読:下野紘)/「屋根裏の散歩者」 (朗読:盆子原康)/「一人二役」 (朗読:広瀬裕也)/「陰獣」 (朗読:稲垣なつ)

情報WEB:https://audiobook.jp/booklist/2206

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