元日本代表選手の戸田和幸氏は、先月19日にSC相模原の監督を解任された後、解説者として再スタート。インターネットテレビ『ABEMA』のEURO（欧州選手権）中継で長谷部誠氏との共演により注目を集める中、解説業再開に至るまでの経緯を明かした。
同氏は日本時間6月30日に行われた決勝トーナメント1回戦のドイツ代表対デンマーク代表で、スペシャルサポーターの長谷部氏とともに出演。およそ1年半ぶりとなる解説復帰に、サッカーファンから喜びの声が多数挙がっていた。
相模原監督就任前と変わらない口調やスタイルで、“解説復帰初戦”を終えた戸田氏は、今月2日に自身のYouTubeチャンネル「SHIN_KAISETSU」を更新。EURO中継の解説を引き受けた経緯について、以下のように語っている。
「オファーを貰った時、一旦考えました。エージェント（代理人）とも相談しました。もちろん本筋はまだまだこれからもコーチとしてチャレンジを続ける。エージェントの方々にとって、僕の活動が足かせになってはいけないので、きちんと相談して。自分のやってきた解説のスタイルとか仕事の内容で考えると、基本的にネガティブに働くことはまずないという話をしてもらえました」
「お声がけしてくれたABEMAの皆さんにも失礼にはならないだろうなと。自分の活動を期待してくれている人がたくさんいるというのも今回よく分かったので、これ（EURO中継）は単発の仕事ですし、出た方が良いなと思ったので出演させてもらいました」
また、同氏は「解説者からすると負荷の高い、非常に重みのある重要な仕事の場を自分に与えていただけたことに関して感謝しています。指導者をしていて、例えば僕のような形で解任されて、すぐに解説者として仕事をするというケースはあんまり無いかなと思いましたし、本当にありがたいと思いました」と述べた一方、自身の今後については「解説復帰ですけど、この仕事は基本単発なので。今回1試合受けさせていただきましたが、これからどうなるかは全く何も決まっていません」と白紙を強調している。
