元ヴァイセアドラーの小川さんが鹿児島の監督に 「九州のバレー熱絶やさぬ」決意【大分県】

休部に入る前のファン感謝祭で支えてくれた方々に感謝を述べる小川さん=5月19日、大分三好練習体育館

 今秋から新たに始まるバレーボールVリーグ男子西地区に参戦するフラーゴラッド鹿児島の新監督に、大分三好ヴァイセアドラーで長年指導した小川貴史さん(45)が就任した。1日付。「大分三好で築いた九州のバレー熱を絶やさず、さらに発展させていきたい」と新天地での意気込みを口にした。

 小川さんは長崎市出身。長崎南山高から鹿屋体育大に進み、2001年にビーチバレージャパンで優勝。03年に大分三好(当時三好循環器科EKG)に加入した。

 得点源としてチームを引っ張り、主将や兼任コーチを務めた後、14年からは監督に就任。国内最高峰のリーグで浮き沈みも経験しながら指揮を執り、21年に退任した。その後は今年5月の休部までチームディレクターをしていた。

 鹿児島には大分三好に内定加入していたリベロ森田元希(22)=大分南高出身=ら2人も入る。他の選手も続々と移籍先が決まりつつあるという。

 Vリーグは今季から機構改革し、男子は旧2部と3部が東西に分かれる。西地区は計10チームが参戦する。小川さんは6月末から単身赴任で鹿児島入りした。

 「高いレベルでバレーができる環境を九州に維持し、大分県民にも地元のように応援してもらえるチームを目指したい」と抱負を語った。

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