佐賀県内激しい雨 土砂崩れで通行止めも

雨の影響により市道で発生した土砂崩れ=嬉野市塩田町久間

 梅雨前線の影響で佐賀県内は1日、雨が強まり、午前中に嬉野市で57ミリ、白石町で52.5ミリ、佐賀市で44ミリの1時間雨量を観測するなど激しい雨が降った。佐賀地方気象台は、大雨で地盤が緩んでいる地域があるとして土砂災害への警戒を呼びかけている。

 雨の影響で、JR長崎線やJR佐世保線などでは徐行運転などを行ったため、ダイヤが乱れた。嬉野市塩田町久間の市道では土砂崩れが発生し、一部通行止めになった。

 気象台によると、6月29日の降り始めから7月1日午後4時までの雨量(アメダスによる速報値)は嬉野157.5ミリ、佐賀市駅前中央107.5ミリ、伊万里市104.5ミリ。

 県災害情報連絡室によると1日午後5時現在、けが人や住宅などの被害は出ていない。(中島幸毅)

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