男子バレー日本、異国の超人気で“驚きの光景” 警察も出動、熱烈な歓迎に「アイドル並み」の声

男子バレーボール日本代表【写真:VNL提供】

ネーションズリーグ終了 大会中のさまざまなトピックを振り返る

バレーボールのネーションズリーグ(NL)は男子日本代表が銀メダルを獲得。同じく銀メダルを獲得した女子とともに快進撃を演じた。5月から始まった大会も、6月30日(日本時間7月1日)に行われた男子決勝をもって終了。期間中に盛り上がった話題を振り返る。今回は男子日本代表が海外で熱狂的な声援を浴びた人気ぶりに注目。福岡開催以上にファンから熱視線を集めたフィリピン大会では、アイドルのライブかと思われる雰囲気だった。

第1週のブラジル大会を終え、ホームとなる第2週の日本・福岡大会でさらに盛り上がりはヒートアップ。コートで躍動する選手への声援はもちろん、選手と間近に接することができるファンゾーンでの熱気は凄まじいものがあった。

だが、異国にもかかわらず異常な盛り上がりを見せたのが第3週のフィリピン大会。特に人気だったのが高橋藍で、現地入り時の空港では自撮りを求められる様子をフィリピンのスポーツメディア「ダグアウト・フィリピンズ」公式X(旧ツイッター)が伝え、「第2のホームにお帰りなさい」などネット上のファンからも熱烈な歓迎を受けていた。この様子を見たネット上の日本ファンも「フィリピンで高橋藍の人気がアイドル並み」「高橋藍人気すごいww 気絶する人出そうな勢い」と驚いていた。

日本戦が行われた会場では団扇を使ったお手製の応援グッズや、日本語で「大好き」などと記したメッセージが掲げられた。好プレーが飛び出すと会場のボルテージは一気に上がり、選手たちを後押し。他国でここまで応援されるという“異例の光景”だった。

日本バレーボール協会の川合俊一会長も自身のインスタグラムに、代表選手たちを乗せたバスが会場から出る際に鈴なりとなったフィリピン人のファンに見送られる動画を公開したほど。「日本代表の応援ありがとうございます! 警察の方々もありがとうございます」などと感謝をつづっていた。

高橋や主将の石川祐希、西田有志だけでなく、ほとんどの選手がファンゾーンでサイン攻め。しかも女性ファンだけでなく、男性ファンも試合そっちのけでファンゾーンで出待ち。中でも大塚達宜は熱狂的な男性2人組からサインを求められた。2人が持っていたのは大塚の顔がプリントされたお手製のユニホーム。これを差し出された大塚が思わずのけぞるほどだった。

日本国内だけでなく、海外ファンからも熱い声援を浴び続けた日本男子バレー。そのパワーをもらい、パリ五輪での躍進を狙う。

THE ANSWER編集部

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