中国四川省の中薬材輸出、1~5月は22.2%増

中国四川省の中薬材輸出、1~5月は22・2%増

生の南五味子(左)と干した南五味子。(資料写真、平武県=新華社配信/世界自然保護基金提供)

 【新華社成都7月2日】中国四川省成都税関は6月27日、同省の1~5月の中薬材(中国伝統医薬の材料)輸出額が前年同期比22.2%増の7677万9500元(1元=約22円)だったと明らかにした。 

 中薬材はここ数年、中国伝統文化の至宝として海外市場で好調な売れ行きを維持し、海外需要も日増しに増加している。 

 中薬材や健康食品の輸出を手がける四川省医薬保健品進出口の作業場では党参、金銀花、当帰など7種類の伝統的な中薬材の包装が完了し、まもなく海外に運ばれようとしている。同社の担当者である張永軍(ちょう・えいぐん)氏は「当社の1~5月の中薬材輸出額は前年同期比4倍以上増えて200万元に迫り、輸出先は10カ国・地域に上る」と述べ、同省の中薬材産業は規模が拡大しているだけでなく、質やブランドも向上し、税関の貿易円滑化措置も輸出業務の発展を促したと明かした。

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