地元食材でジオパーク弁当完成 第二田名部小も協力、全国大会で販売へ

青森県調理師会下北支部とむつ市立第二田名部小児童が協力して作ったジオ弁当

 8月30日~9月1日にむつ市を主会場に開かれる「日本ジオパーク全国大会下北大会」を前に、県調理師会下北支部と市立第二田名部小6年生が協力して作った「ジオ弁当」が完成し、6月27日、同小でお披露目された。下北牛やウニ、地場野菜など地域自慢の食材をふんだんに使用。同支部の大平博信支部長は「子どもたちから提案のあった食材を余すことなく使い、下北の味覚が存分に楽しめる弁当になった」と話す。弁当は会場に設置される同支部のブースで販売する。

 同小はジオパークに関する学習後、地元の食べたい食材や調理法についてアンケートを実施。結果を基に、同支部がタイの南蛮漬けやカボチャのコロッケ、ウニとワカメご飯、べこもちなど弁当に入れる9種類のメニューを選んだ。

 この日は同小6年生が、メニューのうち、「牛巻アスパラのポテトソース」と「サーモンのチーズ焼き」の2種類を調理。料理人の手ほどきを受けながら、地元産のアスパラガスを牛肉で巻いて焼いたり、大畑産の銀ザケにソースをかけてあぶったりして料理を完成させ、おいしく味わった。

 サーモンのチーズ焼きを作った男子児童(11)は「食材とソースの組み合わせがマッチしていておいしかった。自然豊かなジオパークを楽しみに来た人に食べてもらいたい」と話した。

 弁当は税込み2200円で、限定74個販売予定。6年生74人がそれぞれデザインしたのし紙を付けて販売する。

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