ACLのリハビリは“時間がかかるが順調”だとチーフスDEオメニフ

カンザスシティ・チーフスのチャールズ・オメニフ【NFL】

昨シーズン、ディフェンシブエンド(DE)チャールズ・オメニフはレギュラーシーズン中にわずか11試合しか出場しなかったにもかかわらず、カンザスシティ・チーフスの選手の中で3番目に多いサック7回をマークした。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームではボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンをサックしたオメニフだったが、その直後にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、チーフスがラスベガスでスーパーボウルを制した際には出場できていない。

オメニフは先日、『KPRC 2 Houston(KPRC 2ヒューストン)』のアーロン・ウィルソンに、回復は順調に進んでいると語った。

現地6月30日(日)に行われたユースフットボールキャンプで、オメニフは「いい感じだ。みんなに言われたとおり、時間がかかるけれど、それなりに順調だよ」とコメント。

シーズン終盤に負傷した選手は通常、少なくとも翌シーズンの開幕直後の試合を欠場する。ときには、大きなケガによってシーズン全体が台無しになったり、あるいは復帰しても良いパフォーマンスを発揮できなかったりする場合もある。オメニフは自身が復帰した際にはチーフスの3連覇に貢献できると楽観的な見方を示しており、次のように話した。

「正直に言って、今は安定しているし、冷静だ。こうでなくちゃならない。自分をそういうふうに保っている。ただ普通に過ごしていけば、いずれ調子を上げていく段階に入るだろう」

チーフスのディフェンシブエンド陣にはジョージ・カーラフティス、マイケル・ダナ、フェリックス・アヌディケ・ウゾマがいるのみで、選手層が薄い。そのため、オメニフが復帰した際には、あるいは復帰できれば、その存在はこの彼らにとって大きな助けとなるはずだ。オメニフが回復するまでに時間がかかることを考慮に入れれば、チーフスがどこかの時点でベテラン選手を追加して選手層に厚みを持たせても不思議ではない。

【KO】

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