南相馬市で農薬散布用のドローンが接触し両手指を骨折する大けが 航空事故として調査

国土交通省は、6月21日南相馬市で農薬散布用の無人航空機=ドローンが監視する補助者に接触し、両手にけがをする事故があったと発表しました。

事故があったのは南相馬市鹿島区です。

6月21日の午前5時半頃、事業者が農薬散布のため無人航空機を南相馬市鹿島区内の離陸場所から飛行させ着陸させようとしたところ、機体が一度接地した後で制御不能となり、近くいたドローンの補助者1人に接触して両手の指などを骨折するなど重傷を負わせました。

ドローンは最大離陸重量28.5キロほどあり、この事故でプロペラを破損しました。

国土交通省の運輸安全委員会は、事業者からの報告を受け、無人航空機の事故として航空事故調査官2人を指名しました。

調査官は7月2日から南相馬市にあるドローンの事業所などに調査に入り、一年以内に調査報告書をまとめる方針です。

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