来年3月に卒業予定の高校生に対する求人公開が1日、始まった。福島労働局によると、企業からの求人受け付けを開始した6月1日以降、28日までに各公共職業安定所に寄せられた高校生の求人件数は3084件、求人数は7839人だった。前年同期に比べ、件数は38件（1.2％）、人数は63人（0.8％）増加した。福島労働局は企業の人手不足などにより、増加が続いているとみている。
福島県内各高校には企業からの求人情報が届いた。このうち福島市の福島商高では、就職を希望する生徒が校内に張り出された求人情報に目を通した。3年の遊佐恭一さん（18）は「さまざまな企業に理解を深めて自分の進路を決め、就職に向けて頑張りたい」と話した。
来春の卒業予定者を対象とした学校側から企業への推薦は9月5日に始まる。同16日に企業の選考活動が解禁され、面接や入社試験などが行われる。
