中国雑貨店大手の名創優品、5年後に欧州店舗の千店到達目指す

中国雑貨店大手の名創優品、5年後に欧州店舗の千店到達目指す

メイソウが米ニューヨークのタイムズスクエアに出店した店舗。(資料写真、ニューヨーク=新華社配信)

 【新華社上海7月2日】中国雑貨店大手の名創優品集団控股(メイソウ、MINISO)はこのほど、フランス・パリのシャンゼリゼ通りに旗艦店をオープンした。2023年5月に中国ブランドとして初めて、米ニューヨークのタイムズスクエアに出店したのに続き、再び世界トップの商圏に進出した。

 同社はグローバル戦略のもと、海外市場、特に欧州の成長が顕著で、欧州市場の売上高は23年が前年比70%近く、24年第1四半期(1~3月)は前年同期比80%以上それぞれ増加した。

中国雑貨店大手の名創優品、5年後に欧州店舗の千店到達目指す

メイソウが米・フロリダ州に出店した店舗。(資料写真、オーランド=新華社配信)

 葉国富(よう・こくふ)会長兼最高経営責任者(CEO)は、欧州市場が数年内に海外展開の重要拠点になるとし、5年後に欧州店舗の千店到達を目指すと述べた。

 同社は24年3月末時点で、世界111カ国・地域に6600店以上の小売販売網を持つ。うち海外店舗は2600店近くと3分の1強を占め、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、英国ロンドン、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ、オーストラリア・シドニー、トルコ・イスタンブールなど世界の主要都市の中心商圏に進出している。

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