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リニア中央新幹線の早期開業を目指し、県や市町などでつくる三重県期成同盟会の総会が1日に津市内で開かれ、県内の概略ルートや駅の位置の早期公表などを求める決議を採択しました。
リニア中央新幹線をめぐっては今年3月、JR東海が静岡県内の工事の遅れを理由に東京・名古屋間における2027年の開業断念を表明しています。
また名古屋・大阪間については、三重県がJR東海に提案した亀山市内の県内駅の候補地において、昨年12月からボーリング調査が始まり環境影響評価が着手されています。
期成同盟会の総会で、会長を務める三重県の一見知事は「リニア中央新幹線の整備は県にとって『期待』だけではなく『必然』だ」として早期開業を訴えました。
JR東海側からは計画の進捗状況について報告があり、県内駅の候補地3カ所のうち2カ所のボーリング調査がすでに終了し、現在残るひとつの候補地の調査が手続き中であることなどが説明されました。
総会では最後に、1日も早い全線開業に向け、東京・名古屋間における未着工区間の早期整備や、県内の概略ルートと駅の位置の早期公表などを求める決議を採択しました。