3偉人の功績かみしめ 村山の中学校で新札発行記念給食

新紙幣の肖像画に採用された3人にまつわる給食を味わう生徒たち=村山市葉山中

 3日に新紙幣が発行されるのを前に、肖像画に採用された3人にまつわる「新札発行記念給食」が1日、村山市の中学校で行われた。5千円札の津田梅子にちなんだ梅ご飯や1万円札の渋沢栄一、千円札の北里柴三郎の好物を使ったおかずが提供され、生徒は偉人の功績に理解を深めながら味わっていた。

 新紙幣発行に関心を持ってもらおうと、同市が企画した。メニューは、梅ご飯▽渋沢の好きなナスとジャガイモを使ったみそ汁▽北里の好物であるキュウリとキャベツを使ったからしあえ▽豚肉ケチャップみそ―など6品。市内の楯岡、葉山両中学校に計約500食を準備した。

 葉山中(富塚義幸校長、123人)では市の担当者が説明した後、給食を楽しんだ。「梅、うめぇー」と話しながら梅ご飯を食べる子もおり、周囲の笑いを誘っていた。ともに2年生の石沢芽衣さん(13)は「どれもおいしい。普段、みんなが食べている物が好きだというのが意外だった」、松田恋奈(れな)さん(14)は「給食を機にいろいろ知ることができてよかった。3人を見習い、部活を頑張りたい」とそれぞれ話した。

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