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モンテッソーリ教育のきほん
大人が子どもに「教えない」教育
モンテッソーリ教育は、「子どもが主体となる」教育、「子どもが自分自身を成長させる力を信じる」教育です。
従来の教育では、大人が子どもに教える、しつけをすることが当たり前とされてきました。ですが、モンテッソーリ教育における大人の役割は、子どもが存分に力を発揮できるように手助けし、環境を整えること。最初はとまどうこともあると思いますが、そんなときは自分に「わたしは子どもの自己教育力を信じられているかな?」と問いかけてみましょう。
モンテッソーリ教育でどんな子に育つ?
モンテッソーリ教育の環境には、自分で活動を選んだり活動を繰り返したりする「自由」と、自分や他人を傷つけないなどの「ルール(規律)」があります。これにより、責任感、自立心、集中力が育ち、ルールがあることで自己コントロールの力も成長します。また、ひとりの人間として尊重されるため、他人に対しても心からの優しさや思いやりを持てる子どもに育つのです。
こんな子に育つ!
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心身ともに自立しているから……
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親の手がかからない
指先を使う活動が多いから……
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身体と心をコントロールできる
「やりたい」気持ちが満たされるから……
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素直で落ち着いている
ひとりの人間として尊重されるから……
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他人に優しく、思いやりがある
モンテッソーリ教育の向き不向き
モンテッソーリ教育というと、机に向かって教具で黙々とあそぶイメージがあるかもしれませんが、それは教育のほんの一部にすぎません。モンテッソーリ教育でも外遊びをしますし、衣服の着脱やトイレの自立など生活そのものもとても大切にしています。
モンテッソーリ教育は、子どもの「やりたい」という気持ちを大切にする教育法です。そのため、子どもに「これをやらせたい」「こうなってほしい」と押しつける親には向いていないといえます。対して、モンテッソーリ教育が向かない子どもはいません。どんなお子さんにも向いているといえます。
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子どもが「今」やりたいことを尊重し、「やらせたい」ことを押しつけないことが大切です。
【出典】『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』監修:北川真理子
【書籍情報】
『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』
監修:北川真理子
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モンテッソーリ教育は、多くの教具や教材を使用し、子どもが自ら発見し学べる環境を提供する教育方法です。モンテッソーリ園では、異年齢の子ども同士の関わりも重視され、優しさや思いやりが自然に育まれます。しかし、家庭では教具を揃えるのが難しく、環境も十分ではありません。本書では、家庭でできるモンテッソーリ教育の要素を取り入れた知育遊びを紹介。特に指先を鍛える遊びが中心で、これにより将来の鉛筆や箸の使用に役立ちます。子どもが興味を示さない場合は、全身運動を取り入れてから再挑戦することがおすすめです。本書が子どもの成長と自立をサポートする一助となることを願っています。