赤ちゃんにスリスリ甘えるダックスにほっこり…“兄”らしい行動をすることはある?関係性を飼い主に聞いた

大好きという気持ちを全身で伝えてくる犬がX(旧Twitter)に投稿され、多くの人をほっこりとさせている。

甘えん坊のミニチュアダックス・とら吉くん(3歳・男の子)は、約半年前に飼い主さん(@toratora_1130)に娘さんが生まれ、“兄”となった。しかし、“兄”になったからといって、甘えん坊な性格がすぐに変わるわけではない。

投稿した7秒の動画には、娘さんに甘えるとら吉くんの姿が映っていた。

飼い主さんに支えられてソファに座る娘さんの足元にとら吉くんが伏せている。とら吉くんはキラキラとした目で見つめながら、スリスリと頭を擦りつける。まるで「なでてください」とでも言っているかのようだ。

そして頭を上げると娘さんと見つめ合っていた。突然甘えてきたことに娘さんは驚いているようで、見開いた目でとら吉くんを見たり、周囲をキョロキョロしたりしている。

この可愛らしいやり取りには「たまらん とらちゃんかわいい」「大好きなんだね」「尊いです」などの声が寄せられ、多くの人が胸をほっこりとさせている。投稿は1万9000のいいねが付いている(7月1日時点)。

“お兄ちゃんしているよ”アピール?

娘さんは驚いていたようだったが、とら吉くんはいつもスリスリと甘えてきているのだろうか? そして、いつもは“兄”としてお世話をしたりしているのだろうか? 飼い主さんに話を聞いてみた。

ーーどのように甘えに来たの?

ソファの上でリラックスしているとら吉を子どもが触りたそうにしていたので、子どもを抱っこして近づけてみたところ、とら吉が顔を擦り寄せて甘えてきたという流れです。

ーーどれくらい甘えていた?娘さんの反応は?

およそ2分くらいです。顔をすりすりしたり、子どもの足をぺろぺろなめたり、時折子どもの顔をじっと見つめながら、その場を動くことなく甘えていました。

(子どもは)最初はびっくりしていましたが、次第に自分から手を伸ばして、とら吉のことを触っては楽しそうにしていました。

ーーなぜ甘えていたのだと思う?

子どものことが好きというのもありますし、飼い主に対して「ちゃんとお兄ちゃんしているよ」というアピールもあるのだと思います。

ーーその様子を見てどう思った?

ちゃんとお兄ちゃんしてくれてありがたいなと思っています。赤ちゃんが産まれるまではとら吉の一人天下で飼い主を独占して甘えていたので、赤ちゃんというライバルが増えたら敵対心剥き出しで仲良くしてくれないんじゃないかなと不安だったのですが、赤ちゃんのことをちゃんと大切な存在として受け入れてくれて安心しています。

叩かれようがむしられようが怒らない

ーーとら吉くんはどんな子?

とにかく甘えん坊で人懐っこい性格です。常に体の一部を誰かにくっつけていたくて、特に飼い主の膝で寝るのが大好き。お散歩では他のわんちゃんよりも、その飼い主さんに甘えることが多いです。

ーー普段から娘さんに甘えている?

スイッチが入るとここぞとばかりに甘えます。体を擦り寄せたり、「なでていいよ」と言わんばかりにへそ天したり、飼い主の制止を振り切るほどに赤ちゃんをぺろぺろしたり。その甘えたスイッチがどういう条件で発動するのかは飼い主にも分かりません 笑。

子どもも甘えてくるとら吉に興味津々で、触ろうと必死に手を伸ばします。ただ力加減が分からないので叩いたり毛をむしりそうになったりするので、いつもハラハラしながら見守っています。

ーー“兄”としてお世話をしたりはしない?

子どもは日中ベビーサークルの中で過ごすことが多いのですが、そのサークルの外からじっと子どものことを見守っています。たぶん自分も中に入って遊びたいんだと思います 笑。

あとは、泣いている子どもを私があやしていると「僕もいるから泣かないで」と伝えたいのか、子どもの手足をなめて落ち着かせようとしてくれます。

ーーとら吉くんと娘さんの関係は?

優しいお兄ちゃんと好奇心旺盛な妹ですね。
とら吉は常に子どものことを気にかけていて、叩かれようが毛をむしられようが、怒ることなく側にいてくれます。一方の子どもはとら吉のことをおもちゃと思っているのか、いつも興味深そうにとら吉のことを観察しては触りたそうにしています。

ーー投稿にはたくさんの反響があるが、どう感じている?

まさかこんなに反響をいただけるとは思っていなかったのでびっくりしていると同時に、たくさんの方に見ていただけて嬉しいです。やはり動物と赤ちゃんの組み合わせは最強ですね。

飼い主さんは「このまま仲良く育ってほしいですね。いつか2人で遊んでいる姿を早く見たいです」とのことで、とら吉くんと娘さんの成長を楽しみにしている。

とら吉くんは甘えながらも、“兄”としてしっかりと見守っていくことだろう。

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